終わりがわかってくると行動もかわる、そんな気がする。
あと何回、子どもたちとキャンプにいけるだろうか。
楽しかった記憶として残ってほしい、そう願う。
生い先短いわけではない。
さて、小学校に秋休みなるものがあり、それに合わせて有休を取得した。
土日では人気で予約がとれないキャンプ場にしてみた。
東海圏のキャンプ場で高規格の代表格「青川峡キャンピングパーク」、想像通りの高規格キャンプ場をレビューしたい。
とりあえずオープンサイトを選択してみた。
青川峡キャンピングパークで一番広い130㎡もあるサイトだ。
我が家の2ルームとレクタタープも余裕で張れるそのサイズに驚く。
キャンプブームにのるとしたらこういうキャンプ場なんだろう。
山奥にほとんど入っていかないため、星空は期待できない。
その反面、高速の大安(だいあん)ICから10分ちょいとアクセス抜群。
普段はクルマに酔う長女11歳も「今後はここで!」という。
あれ?まだキャンプいける?
キャンプぐらいは食べるものを奮発したい。
サシが美しい和牛。
くたびれた39歳のおっさんの胃袋にはかなり重い。
「めっちゃ柔らかい!」
そうかそうか、この肉はキャンプでしかでないからな。
言葉にはださない、態度で示す。
夕飯後、近くの阿下喜(あげき)温泉に行く。
キャンプ場のフロントでディスカウントされた券を購入できるので、そちらがお得だろう。
通常大人600円が300円だった。
妻は仕事があるので1人帰宅の途に。
子ども3人とお父さん1人のワクワクキャンプがスタートする。
阿下喜温泉から青川峡キャンピングパークへは「夜に駆ける」が車内を駆ける。
歌詞はアレだが、ドライブには最高のサウンドだと思う。
ちなみにこのシュールなコアラは、青川峡キャンピングパーク併設の公園で出会うことができる。
温泉から帰ったらタープがたぷたぷになっていた。
強風でメインポールの一本のペグが抜けたのか・・・
地盤が緩かったが、出発時は凪いでたからいいか、と侮ったのが悪かった。
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく、そんな歌詞が頭をよぎる。
すると長女がやばさを察知したらしく、タープの撤収を手伝ってくれた。
ありがとう、咄嗟にでるこの言葉に偽りはない。
就寝時も風はおさまらない。
テントのスカートが風になびいてぺたぺたとうるさい。
1時間30分ごとに目がさめるが、いまさらスカートの処置は、死んでも嫌だね。
ということで寝不足がたたり、目が覚めたのは8時。
自業自得とはまさにこのことだろう。
朝ごはんは定番のホットサンド。
mukaストーブが青い炎を吐き出す。
これだよ、これ。
タマゴ、チーズ、ベーコンと外れるわけがない組み合わせ。
どうだ、うまいだろ。
誰が作ったってたぶんうまい。
子どもたちが撤収を手伝ってくれたおかげもあり、チェックアウトに余裕で間に合った。
親から頼られるのもいいものだと認識してくれたように思う。
ちなみに青川峡キャンピングパークは超人気のため、平日でも人がたくさんいる。
きれい、広い、アクセス抜群、おすすめだが予約がとれない。
子どもの成長ははやい、子を持つ親の共通項だろう。
ナビシートに座る長女に、キャンプ場近くのランチのおすすめを調べてと無茶振りをしてみた。
長女が何やら検索してきたのが、イナベヒュッテにあるcafeRob。
ふわふわのパンケーキがおいしかった。
やるな、むすめ。
と思ったのもつかの間、
「パンケーキはおやつだから食べた気がしない」
まだまだかわいいことには変わりない。