コールマン286Aはランタンのスタンダード

総合キャンプ用品ブランドであるコールマン。コールマンのロゴにはランタンがシンボルとして使われているように、いかにランタンを重要視しているかわかるだろう。会社のルーツがランタンであり、ロゴに取り入れるあたりに好感がもてる。

キャンプにおいて暗闇を灯すツールがどれだけ重要なのか、キャンプ素人でも十分理解できる。迷うことなくコールマンのガソリンランタン286Aをアマゾンで発注。

発注理由はコールマンの歴史へのリスペクト。

やはり歴史は大事だと思う。妻は多くを語らなかったが、なんで初心者がいきなりガソリン?と思ったに違いない。LEDは便利であるが光に指向性があり、ぎらぎらと感じる。ガソリンランタンのオレンジの光がサイトを優しく包み、雰囲気を醸成すると思うとガソリンしか選択肢はなかったのだ。

サイトを優しい光で包むランタン286A

 

アウトライン

 

1. コールマンのガソリンランタン

日本国内で購入できるコールマンのガソリンランタンは4タイプある。

  • 1マントルランタン 286A
  • 2マントルランタン 290A
  • チューブマントルランタン ノーススター
  • 1マントルランタン シーズンズランタン(期間限定)

その中でもランタンのスタンダードに位置するのが286Aであり、変わらない価値というのがそのランタンには存在するように思う。

286Aの購入

ちなみにシーズンズランタンは200Bをモデルにしたプレミアムなランタンだ。毎年10月から12月にかけて販売され、転売によって価格が釣り上がる。ただ、最近はそこまでの価格の上昇はないようで需要と供給のバランスが良くなっているように思われる。

 

2. マントルの空焼き

はじめてのガソリンランタン、ネットでひたすら検索して灯し方を調べる。まずはマントルなるものを空焼きしないといけないらしい。見よう見まねでやってみた。

286Aにはマントルが付属しているが予備はあった方がいいと思う。マントル#21Aが286A向けのマントルだ。

#21Aマントル

とりあえず結ぶ。きつく二重にしとけば問題ない。

マントルを縛る

余分な紐は切る。

マントルの余分な紐を切る

空焼きすると以下のような感じにベージュから白色に変わる。全体がじわじわと燃えればOK。

マントルの空焼き

 

3. 286Aの使い方

ランタン286Aの使い方に関して説明する。はじめは難しそうに感じるが慣れればちょっとした炎上も楽しめるようになるはずだ。

①燃料をいれる

給油口がせまかったので近所のヒマラヤで専用のファネル(写真左)を急遽購入した。ただ、写真右のガソリンフィラーだとタンク内に適量のガソリンを供給できるのでこちらの方が使い勝手が良いと思う。

286A用のファネルとフィラー

②いっぱいポンピングする

ポンププランジャーを左に2回転ほど回し、硬くなるまでポンピングする。硬くなるまでって書いてあったけどどの程度硬くなればいいのかわからない。おおよそ50回ぐらいだろうか。ちなみに新品のランタンはポンププランジャーが硬い。かなり硬いので左に回すときには思い切りが大切だ。

③着火

マントルにライターで火をあてながらバルブを半分ぐらいまでまわすとシューっと音がなる。そのままバルブはほぼ全開でいいと思う。マントルに火をあてているのでぼわっとなって着火できると思う。この際に焦ってバルブを閉めてはダメで、そのままにするのがポイントだ。また、ホヤは外しておいて着火した方がハンドリングが良いし、ベンチレーターにススがつかないのでおすすめだ。

 

④追加のポンピング

とにかくぼわっと燃えていると思う。焦らず追加のポンピングをするとそのうちマントルが発光し、神々しく灯ることだろう。ここでホヤをとりつけ、ベンチレーターを取り付けて完成となる。

ランタン286Aの点灯

 

4. 286Aの運搬ケース

付属のランタンケースは底が抜けてホヤが割れるといった報告があるようだ。また、持ち手が邪魔で無印のコンテナボックスに入らない。そのため、写真右のソフトケースを購入し、286Aを入れ替えた。

286Aの純正ケースと別売りのソフトケース

ジャストフィットでなかなかよい。

286Aとソフトケース

ランタンを立てたままでもコンテナボックスに収納できるためにソフトケースは重宝している。

無印コンテナボックスにランタン286Aを

5. あとがき

光をみて、ランタンは当時画期的な発明だったんだろうな、と思った。

コールマンのランタン286A

やはり暗闇を照らすのは人間が人間たる所以であると思う。

ただ、横着こいて家の中で点灯式をやってはいけない。妻が火事かと思ったっていって起きてくることうけあいだ。

 

6. バルブからのガソリン漏れの対策

時は2019年4月前半、ゴールデンウィークを控えキャンプウキウキモードは止まることをしらない。ランタンにガソリンをいれて試運転でもするか、と思い試してみるや写真のようにバルブを開けるとバルブ根元からガソリンがダダ漏れ・・・気のせいだと思い、ガソリンをウェスで拭き取り、もう一度バルブを回すもガソリンダダ漏れ・・・どうやら気のせいじゃないようだ。

バルブを回すとガソリン漏れ

常滑イオンのスポーツオーソリティのコールマンアドバイザリーに相談してみたところ、「危険なのでメーカー修理にだしてください。3000円ぐらいで直るのでこれを機会にだした方がいいです。」と言われた。仕方ないのでメーカーに電話した。

燃料バルブの根元からガソリンが漏れた

ガソリン漏れの症状を担当の方に相談してみたところ以下の回答があった。

  1. ゴールデンウィーク前なので修理に2週間はかかる。
  2. バルブからのガソリン漏れはバルブの増す締めで大概直る。

え、そうなの?ということで燃料バルブの増す締めをやってみた。ちなみに担当の方から教えてもらったとおりにやっている。

  1. バルブのネジを緩めて黒いプラスチックのつまみを外す。
  2. 写真のようにバルブを時計回りに増し締めする。
  3. つまみを取り付けてネジを締める。

燃料バルブを増し締め

バルブはゆるゆるでそりゃガソリンが漏れるわな、というレベルだった。おそらく熱で緩んだのだと思われる。コールマンの修理担当の方も「よくあるんですよ〜、ほほほ。」という具合で慣れていた。あれ?もしかして?と思われたら試してみるといいかもしれない。ほとんどバラさないのでハードルも高くないはずだ。

“コールマン286Aはランタンのスタンダード” への3件の返信

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です