キャンプの定番はSUVなんじゃないか?と思っていた10代後半。たしかに悪路走行が可能なSUVはキャンプにもってこいだが、オートキャンプ場でSUV(4WD)が必要になったことはない。オートキャンプ場もお客さんがきてなんぼの世界。道路整備にぬかりはない。
だがしかし、キャンプのワイルドなイメージが先行し、キャンプにはやはりSUVが似合う、気がする。我が家の150系プラド後期型TX-Lガソリン。リッター7km/lの燃費の悪さと積載性の悪さは折り紙付きだ。
そんな良いのか悪いのかわからないプラドの積載性について考えてみたい。
アウトライン
1. 我が家の積載リスト
いつも積載しているものをリストアップした。大人2名と子ども3名の計5名分の荷物だ。
- 2ルームテント一式
- タープ一式
- シュラフ×4
- クーラーボックス
- イス×4
- レジャーシート
- コンテナ大(調理器具、保存食など)
- コンテナ中(バーナー、ランタンなどの火器一式)
- バッグ大(焚き火テーブル×3+フィールドラック×2)
- 着替え
- お風呂セット
- 子どものおもちゃ
これだけ積載するとTX-Lパッケージ(7人乗り)では後方確認ができない。これはなにか考えなくてはならない。ヒッチキャリアによる積載アップを後述している。
2. プラドの良いところ
プラドの積載性はお世辞にも良くないが、工夫されているところもあるのでご紹介。
下の写真はバックドアを閉め、リアの窓ガラスを跳ねあげた状態となる。バックドアが堰となって限界までものを詰めこむことができる。これはかなり便利。
詰めこんだ状態でバックドアをあける輩がいる。
妻だ。
雪崩のように荷物がおちるので同乗者には予め言っておかなければならない。その他には、プラドのバックドアは横開きであるため、キズがついてもいいのであればバックドアにテントやタープをかけて干すことができるのもメリットといえよう。
3. プラドの悪いところ
続いてプラドの悪いところを紹介する。なんと言ったって図体の割に車内が狭い。これに尽きる。プラドはラダーフレーム構造をとっている質実剛健な本格SUV。しかし、ラダーフレームの上にキャビンがあるため、室内のフロアがモノコックボディと比較してあがってしまう。そのため相対的に室内が狭くなる欠点を有している。ラダーフレームだからこその良さはあるのだが、積載性に関してはそりゃマイナスとなる。
出典:https://toyota.jp/landcruiserprado/
さらに、TX-Lパッケージにするともれなく3列シートとなるが、この3列目のシートを格納するため後部フロアが120mmぐらい底上げされる(下写真参照)。実はこれがかなり積載性を悪化させている。おまけにムーンルーフ(サンルーフ)をつけると一列目の天井が低くなり、こちらは積載には影響しないが圧迫感がある。
正直せまい。
ではどうしたらいいのか?という疑問を次項で説明する。
ちなみに3列シートの良いところは、例えばグループキャンプの場合、1台に2家族を乗せて温泉に行けたりする。これは結構重宝する。また、プラドを資産としてみた場合、3列シートはリセールバリューに大きく影響する。その他、ムーンルーフ、外装色、内装色が影響する。これは地味にでかい。悩ましい問題だ。
4. ヒッチキャリアによる積載性アップ
デメリットを解消するにはルーフキャリアが頭に浮かぶが、ここはヒッチキャリアをおすすめしたい。
走行していて後ろがみえないのはちょっと・・・と思われる方には最適だと思われる。詳細は別記事を参照願いたいが、荷物の積載が楽でなおかつ立体駐車場に入れるのがポイント。値段も手頃なのでぜひ検討していただきたい。
5. おまけ
以下は完全におまけ。
プラド後期のカタログに乗っている楽しいキャンプ風景。ティピーテントと木製ファニチャー、そしてプラドの見事なコラボ。だがこれらのキャンプ道具を後方視野を確保しながら積載するのは誰がやってもムリだ。こんなに積載性よかったらヒッチキャリアなんて検討していないよ、トヨタさん・・・
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