2019年9月、新しい会社へ移り、何かと多忙な毎日を過ごしている。
転職してはじめに思うのは、自分の居場所がないことだ。
新しい会社での実績は皆無。
しかし、仕事をしていくうちにまわりが気づいてくる。
『あれ?こいつヤバイ?』
恩師の圧倒的な知識量のおかげにより、問題解決が異常にはやい。
それも年単位ではやい。
世界トップのエンジニア(?)に8年師事していれば、嫌でもそうなる。
自分の居場所を確立しつつ、多忙な毎日を尻目にふと顔を上げてみた。
『あれ?キャンプ行ってない?』
時間は与えられるものではなく作るものだ。
なぜそう考えたのか不思議であるが、あながち間違ってもいないような気がする。
予約していた七五三の事前打合せをキャンセルし、めいほうキャンプ場に行ってきた。
そんなキャンプでは、いつもと違うことをしよう。
ということで赤身の肉を焼いてみることにした。
お肉は近所のスーパーで購入した安いもの。
そんなお肉に北欧旅行で調達した岩塩をパラパラとかけてみる。
そして備長炭と焚き火でじっくりと焼いてみる。
血のしたたるような赤身の肉が食べてぇ。
包丁でお肉を切り、岩塩でいただく。
『あれ?これパサパサじゃね?』
素人が思い付きでやれるほどうまくはいかなかった。
だけどやってみることに価値がある。
キャンプの価値のひとつはそこにある。
めいほうキャンプ場は林間サイトとなる。
サイト間の光をみて、キャンプにきたと実感する。
ニュートラルになる時間が人生には必要だと感じる。
シュナーベル5と焚き火とハイバックチェアと・・・
秋の夜の肌寒さと焚き火の暖かさが心地いい。
バニラアイスと焼き芋を合体させたイモ小町みたいなものだ、と思う。
朝は子どもたちからリクエストのあったホットサンドを作ってみた。
家で作るものよりも出来は悪いが数段おいしい。
それがキャンプの良さなんだと再認識。
キャンプにきてよかった。
夜中に雨が降り、雨撤収。
そんな雨撤収時には、ヒッチキャリアによごれものがおけるので便利だ。
撤収作業をしていたらオーナーさんが軽トラでゴミ回収にきてくれた。
なんだか申し訳なかったがすごくありがたかった。
仕事も生活もすべてがかわり、はじめてのキャンプ。
キャンプの良さを再認識するいいキャンプだった。
レビューを忘れていたが、ネットの評判通り、ホスピタリティに優れる、感じの良いご夫妻?の運営のキャンプ場だった。
ペグはちょっと打ち込み難いが、オーナーの人柄だけでもう一回行ってもいいんじゃないか?と思わされるぐらい良いキャンプ場だった。
林間サイトなのでタープはいらないかもしれない。
しかし思ったよりも標高が高くないので、真夏は暑いかもしれない。