8月は退職にともなう有休消化で1ヶ月休みだった。
平日に子どもたちを連れてキャンプにでも行こうかと思っていたが、アルバイトやら次の仕事の準備で意外に忙しかった。
ただ、せっかくの長期休暇、北欧キャンプ用品を探すついでにフィンエアーを利用して北欧旅行に2019年8月に行ってきた。
ちなみに北欧キャンプ用品は見つからなかった。
旅程は以下のような感じで、すべて個人手配。
自由度があって、ツアーよりも20%ぐらいリーズナブルなので、中学英語が話せる人だったらこちらをおすすめしたい。
旅程
8/16 移動 NGO(セントレア) – HEL(ヘルシンキ)
ヘルシンキ泊
8/17 ヘルシンキ観光
ヘルシンキ泊
8/18 ヘルシンキ観光 + 移動 HEL – STO(ストックホルム)
タリンクシリヤライン泊
8/19 ストックホルム観光 + 移動 STO – HEL
タリンクシリヤライン泊
8/20 ヘルシンキ観光 + 移動 HEL – TLL(タリン)
タリン泊
8/21 タリン観光
タリン泊
8/22 移動 TLL – HEL – NGO
8/23 日本着
ヘルシンキ観光
街が良い意味でコンパクトですごくいい。
子ども向けの観光ではなく、大人、特に女性に好まれるような気がする。
写真はヘルシンキ港からヘルシンキ大聖堂を撮影。
時差ボケがあって朝早く起きてしまい、ヘルシンキの街を散策。
ちなみに日本時間+6時間であるためそれほどきつくなく、子どもたちは熟睡できていたようだ。
子どもの初の海外旅行におすすめ。
ヘルシンキ港の市場の様子。
妻が極めてにこやかな英語で市場のおねえさんと交渉していた。
こういうことが思い出に残る、たぶん。
ヘルシンキのとある一角。
トラムがかわいい。
そして建物の色がきれい。
散歩がてらオリンピックスタジアムへ。
特になにをするでもない。
ヘルシンキオリンピックがあったなぁ、と思い出す。
スカンディックパークホテル(Scandic Park)前の徒歩3分の公園にて。
野鳥、ランニングをするおねえさん、だらだら過ごすおっさんなど、いろいろあっておもしろい。
公園の夕日。
夕日はどこも美しい。
北欧はブルーモーメントが長い。
タリンクシリヤラインでストックホルムへ
タリンクシリヤラインという客船があり、ヘルシンキからストックホルム(スウェーデン)へ泊まりながら行ける。
家族5名ともなると航空券は非常に高く、1室いくらという料金体系は非常にリーズナブルに感じる。
そして普段乗らない大きな船は、子どもの記憶に残る。
公式:タリンクシリヤライン
シリヤセレナーデ号の出港!
港からみるヘルシンキ大聖堂とウスペンスキー大聖堂もまた美しい。
こういう景色は客船にのらないと見られない。
出港してすぐに世界遺産であるスオメンリンア要塞がデッキからみられる。
船の右舷側(進行方向の右側)から世界遺産が見られるので、これだけでもタリンクシリヤラインはいいな、と思う。
下の写真はデッキの朝?だと思われる。
出港してすぐは人が溢れている。
カメモなのかウミネコなのかわからないが鳥が船の気流を利用して、気持ちよさそうに飛んでいる。
これをうらやましいと考えてしまう自分は疲れているんだろうか。
シリヤセレナーデ号のプロムナード(船中央の通路)の夜。
プロムナードのサイドにはお店、レストランが立ち並び、人の往来がある。
プロムナードのフロアは7階となっており、8階から11階のプロムナード側の船室はプロムナードが見下ろせる。
我が家はファミリールーム(ムーミン)を利用した。
ヘルシンキ – ストックホルムの往復で500ユーロだった。
これに食事をつけるのでもう少し高かったが、移動、宿泊を考えるとすごく安い。
船室の壁にはムーミンファミリーが描かれている。
シャワー、トイレが完備されているが、そこは船室、少し狭い。
アメニティも全身を洗うソープのみなので、持ち込むかプロムナードのお店で購入するとよいかと思われる。
ストックホルムのバッタハムン港へ到着。
この日はヘルシンキが雨、ストックホルムが晴れであり、ちょうど天気の良いほうに移動したことになり、少しうれしかった。
バッタハムン港から地下鉄駅まで徒歩10分。
この駅からストックホルム中央駅まで10分かからないぐらいでとても近い。
ヘルシンキには感じなかったが、ストックホルムは工業の匂いがする。
異臭ではなく景観に工業が混ざる。
なぜかうれしい。
ストックホルムの市庁舎からの景色。
ノーベル賞の晩餐会が開かれるそうだ。
ただ、疲れた3歳児、7歳児を連れての観光は無理があった。
ヘルシンキへ帰ることに。
タリンへタリンクシリヤラインを利用して移動
この進撃の巨人の奇行種のような像はヘルシンキにあり、Bad Bad Boyと言われているらしい。
7歳男、大喜び。
タリンクシリヤラインの西ターミナルへ行く道中にみられる。
ヘルシンキからタリン(エストニア)へ行くのにもタリンクシリヤラインを利用した。
HEL – STO便の発着は、ヘルシンキ港に位置するオリンピアターミナルになり、タリンへ行くには西ターミナルになるため移動に30分程度時間が必要となる。
タクシーを使ってもよかったが、せっかくなのでオリンピアターミナルから西ターミナルまでトラムで移動してみた。
JALマイレージバンクの特典にタリンクシリヤラインのキャンペーンがあり、今回はそれを利用した。
スターが一般、コンフォートがその上のクラスとなっており、家族5名でだいたい以下の料金が必要なる。
スター 150ユーロ
コンフォートラウンジ 350ユーロ
コンフォートラウンジ(JAL特典) 176ユーロ
コンフォートラウンジはその名の通りラウンジでくつろげるソファー、軽食が用意されていた。
JALさんありがとう、とカスタマーに言いたくなるぐらいのお得感があった。
また、8%引きのシールを搭乗券に貼ってくれるので、買い物もお得らしい。
タリン観光
HEL – TLL間のタリンクシリヤラインはDターミナルに到着する。
ホテルはソコスヴィルホテルを利用した。
公式:ソコスヴィルホテル
Dターミナルからホテルまで徒歩10分程度、タクシーで7ユーロ程度。
ホテルにチェックインした後、世界遺産に指定されているタリン旧市街を散策してみた。
魔女の宅急便の景色とでもいうのであろうか、きっと魔女子さんが居候していたに違いないと思えてしまう。
旧市街と近代建築のコントラストがおもしろい。
写真はコフトウッツァ展望台で夜景もおすすめだ(後述)。
旧市街のカフェ。
赤、緑のコントラスト、黄色の壁面、色使いがやはり上手。
コフトウッツァ展望台の夜景。
周りはカップル5組と写真を撮りにきた日本人のおっさん2名(内1名は自分)。
夜22時をまわってもうろつく価値がそこにはある。
一番の夜景は、ソコスホテルヴィルからの夜景だと気付いた
部屋からは旧市街が見られないので、喫煙所に移動する。
22階の喫煙所が一番だと思われる。
23階のルーフトップバーは港側がメインになるため、喫煙所が写真撮影にはおすすめ。
陽気なフィンランド人のおっさんと訳のわからない英語で話せたことも、思い出のひとつかもしれない。
お土産は・・・スパイスやら岩塩。
ここはキャンプ基準で考えている。
さすがヨーロッパ、おしゃれなのに安く、観光地で買うものよりもスーパーマーケットで買う地元のものの方がありがたかったりする。
買ってきたハーブやらスパイスやら岩塩やら。
ベーコン作りが楽しみで仕方ない。
3歳の娘が小さなムーミンの人形が欲しいと言ってが、それをみて9歳の娘が一言。
『⚪︎⚪︎(3歳娘の名前)、夢ないの?こっちにしなよ。』
その言葉のおかげででかいムーミンのぬいぐるみを購入。
スヌーピーと見分けつかないくせにムーミンの人形が欲しかったらしい。
目や髪の色の違う人がいる。
違う言葉を喋る人がいる。
車の運転席が逆。
こうした発見を子どもたちはしたらしく、それだけでも北欧旅行に行った価値があったように思う。
少しデパート的なところもみたが、キャンプ用品が溢れているわけではないようだ。
大事に岩塩をキャンプで使っていこうと思う。
ただ、9月から11月は有休がとれないのでキャンプにいけるか不安だ。
“暑いのでキャンプを休んで北欧旅行へ” への1件の返信