浜松の渚園キャンプ場に平成最後のキャンプに行ってきた。
4月27日から4月29日の2泊3日のファミリー&グループキャンプだ。
当初、岐阜県恵那市のささゆりの湯に行こうとしていたが、急遽渚園キャンプ場に変更になった。
ゴールデンウィークが始まる前日、つまり4/26(金)17時にひとり荷物を抱えてささゆりの湯に到着するも、時すでに遅し、すでにサイトは埋め尽くされていた。
さすがささゆりの湯、みなさんの気合の入り方が一般のそれとは異なる。
ということで4/27(土)の8:30から電話し続けること77コール目、ついに渚園キャンプ場につながった。
2サイト、2泊、フリーサイトを予約できた。
おかしいな?と思ったのも納得、天気予報は強風を示していた。
さすがに風速12m/sは危ない。
ちなみに無残な姿になったテントを3つは見た・・・
友人家族のテントがたち、さて我が家のシュナーベル5を・・・
と思っていたら風が強すぎて設営できず。
遮るものがほとんどない渚園キャンプ場は、素人一家には厳しすぎる風をもたらす。
18時に9m/sに落ち着いたところでなんとか設営。
夕日とシュナーベル5と浜名湖と・・・
ゴールデンウィークにふさわしいキャンプがスタートした。
夕日が沈んだあとはお楽しみのブルーモーメント。
ブルーモーメントは1日のうちで5分ぐらいしかない最高の時間帯だ。
この青の深さ、美しさを見るためにキャンプにきたのだ。
子どもに美しい自然をみせたいのではない、美しいと思える感性を教えたい。
ただし、子どもはまったく興味を示さない。
だれか教えて欲しい、子どもの操り方を・・・
陽が暮れ、ランタンに火を灯す。
この所作がキャンプ。
ある種のルーティーンを経て、どこか研ぎ澄まされていくような感覚を覚える。
そんな感覚どうでもいいので、ちゃんとピント合わせろよ、と聞こえてきそうなランタンの写真。
気温は8℃程度だが風が強く、とにかく寒い。
屋外で長時間過ごしていれば、そのあとに行ったスーパー銭湯の極楽加減は想像に容易い。
疲労した後の温泉、形容できないほど最高だった。
温泉というかスーパー銭湯的なRAKU SPA Cafeは渚園から8kmほど。
90分コースだと家族4人で行って2500円ぐらい。
きれいで漫画も豊富なので女性の長風呂にも退屈しないのでおすすめだ。
4/27は風も止み、快晴で最高のキャンプ日和だった。
飲めないくせにビールを1本。
案の定猛烈に眠くなり、その後はお昼寝。
最高に気持ちいお昼寝だった気がする。
贅沢な時間を何もせずに過ごす、情報過多な現代人には必要かもしれない。
妻「なんでジャケットなんて着てきたん?」
私「それがスタイルなんだよ。」
妻「ちゃんと言ったのに」
私「ただ周りと合わせたくないだけなんだ。」
THE BLUE HEARTSを思い出す。
1週間前から仕込んでいたベーコンを燻す。
毎度のことながら燻製を考えたやつは天才だと思う。
少し塩を抜きすぎて味気がなくなってしまった。
ただ、友人家族、妻からはおいしかったと言ってもらえた。
お世辞が入っているかもしれないが、素直にうれしいものだ。
なぜかシュタイフの誕生ベアを持ってきた子どもたち。
それをセッティングする次女とシャボン玉を吹く長女。
天使に思えて仕方ない。
左からペツィ、チピー、赤丸。
ペツィは次女、チピーは長女、赤丸は長男のクマだ。
ちなみにシュタイフのこのテディベアの正式名称はペツィ。
3人目の子どもにしてついに正式名称を覚えてくれた。
というか赤丸ってなんだ。
友人家族の娘さんは、長女と同名だったりする。
そのためか、どこか似ていたりする。
名が体を表すとはよくいったもので不思議なものだ。
コールマンのランタン、直前の始動点検時にガソリンがバルブからダダ漏れで驚いた。
バルブ(火力調整用のスイッチ)を回すと派手にガソリンがバルブ周りから漏れる。
修理に出そうとコールマンのコールセンターに連絡したら、バルブのネジを緩めてスイッチを外し、真鍮のバルブを増す締めすると大概直ると教えてもらった。
本当にその通りだった。
きっとよくある不具合なんだろう。
仕事に誇り、友人のお父さんが言った言葉が妙に頭に残る。
どのような仕事にも誇りを持っている方は尊敬できる。
色々なものを失いつつある自身にとって良いキャンプができたと思えた。
今回はフリーサイトを使用してみた。
大人1泊410円、子ども1泊200円と有料キャンプサイトとしては激安の部類に入ると思われる。
フリーサイトは駐車場からリアカーでサイトまで荷物を運ばなければいけないが、連泊する際はあまり気にならない。
設備は良い、芝も最高!
スタッフのお姉さんは若干冷たいものの、おじさん方はフレンドリー。
街中に位置するので星空観察には向かないが、トータルで満足度の高いキャンプ場だ。
こうしたサイトを教えてくれた友人家族に感謝したい。
住居が東三河であるため、王道のさわやか湖西店に寄ってげんこつハンバーグを食べて帰宅。
静岡県民の魂を感じた良いキャンプだった。
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